崇高な目的よりも本音に沿った生き方をする:諦めた先に見えるもの
こんにちはヒロです。
先日『デッドプール&ウルヴァリン』
の初日に行ってきました。
途中、中だるみはあるものの
好きにならずにはいられない映画。
デッドプールといえば、
物語と観客の間にある第4の壁を突破して
語りかけてくるのが特徴。
今回は映画会社の買収、配役、過去作品など
様々な壁を超えまくる。
過去作や制作背景を知っている人には
笑えて仕方がない。
デッドプールは使命感など何も持たない
いい加減でチャラいアンチヒーロー。
しかしそんな彼も愛する人に去られて、
もっと大きな目的を持った真のヒーローに
なろうと奮闘します。
しかし、それは叶いません。
ただの人として生きようとしますが……。
さて今日は
「崇高な目的よりも
本音に沿った生き方をする」
という長いタイトルのお話です。
私たちは社会とのつながりの中で、
自分をより良い存在としてアピール
したくなるものです。
自分をよく見せたいというちょっと
いやらしい欲を持ってるんですよね。
そしてそれが過剰になると、
自分らしくないことを始めちゃいます。
そもそも「自分をよく見せたい」
という欲の裏には、根源的に
自分を否定している思いがあるんですね。
すると
崇高な行いをしているはずが、
否定的な自分が口出しして壊しに来ます。
良いことをして頑張ってるのに
うまくいかなくて苦しいという
現実で返されます。
無意識が仕掛ける罠なんですね。
映画のデッドプールもこの罠に
はまりました。
去っていった恋人に
あなたはもっと大きなことができる
と言われ、真のヒーローを目指すが
うまくいきません。
そもそもいい加減でチャラい
アンチヒーローなのですから当然です。
そしてクズキャラのデッドプールですが、
自分が大切にしたい小さな世界に気づきます。
本音に沿って行動したデッドプールは、
一転して最後に世界を……。
結局人は本音に沿ったことをするのが
一番いいんですね。
それが全てを凌駕して
最適な結果へと導いてくれます。
映画『先生の白い嘘』制作過程で
インティマシーコーディネーターを
入れませんでした。
そこには監督に、自分をいい人に見せたい
という欲があったように思います。
オヤジ談義でもそのことに触れています。
いい人面をしてくるは
隠したい本音があるかもしれませんね。
良い週末をお過ごしください。
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『インティマシーコーディネーターを
拒否した監督の欲とは?』
(31分21秒)
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https://youtu.be/yO4ZZCuEPX8
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