「女性性を伸ばす」という名の男性性
こんにちはヒロです。
最近、「女性性を開く」「女性性を大切にする」
といった言葉を、よく耳にします。
それ自体はとても大事なことだと思います。
推奨したいくらいです!
でも同時に、僕自身の実感として
どうもそこに違和感を覚えることが
多いんです。
たとえば、
綺麗な格好をすること。
肌の露出を増やすこと。
「女神っぽさ」を身にまとうこと。
これが「女性性です!」と語られるとき、
僕はどこかで、
そっと息をひそめる本来の女性性が
置き去りにされているような気が
してしまうのです。
なぜならそれらは、
本来の女性性というよりも、
「雌性」の強調、そして時には
「男性性の道具化」にすらなってしまう
ように見えるからです。
もっと言えば、
「女性性が高い」と主張しているその姿が、
実は「女性性が足りない」という
無意識の裏返しであるようにも感じます。
強く主張せずとも、
自分の中で自然と満ちているものなら、
わざわざ見せようとはしないはずです。
6月29日の研究会では、
亡くなったセラピストの言葉をもとに、
こうした「女性性」の扱いのねじれ……。
それがもたらす無意識の葛藤について
深く読み解いていきます。
そして、
女性にとっても、男性にとっても、
「女性性」とは本来どんなもので、
どう育まれ、満ちていくべきなのかを
問い直す時間にしたいと考えています。
本当の女性性は、静かで、深くて、
寛容なもののはず。
だからこそ声を大にして語られるほどに
その本質は遠のいていくように感じます。
語らずに語ること。
見せずに見えること。
自分の中に、そこに、ただあること。
その繊細さに目を向けられる人と、
共に時間を過ごせたら嬉しいです。
『無意識からの叫びを読み解く研究会』
亡きセラピストのブログから学ぶ、真の悦びと支援者のあり方
→https://life-rest.com/lp/ws202506/