大人のまま子供になる:あなたを縛るルールから自由になる

 

 

 

こんにちはヒロです。

 

 

先週末、サウジアラビアで行われた
F1レースである事件が起きました。

 

 

反則をして順位を入れ替え
ペナルティを受けたレーサーがいました。

 

 

どうせペナルティを受けるのだからと
わざとゆっくり走って後ろの車を
抑え込んだんです。

 

 

本来は出来ないことを
反則することでやり続けたんですね。

 

 

結果として
チームメートを先に行かせることができ、
チームはポイントを取ることができた。

 

 

ペナルティは
レース後に消化してもいいので、
ルール的には問題ありません。

 

 

ルールの穴をついた見事な作戦!
と称賛する声も上がりました。

 

 

一方でルールには則っているが
スポーツマンシップに反すると
抗議したチームも出ました。

 

 

勝つためには手段を選ばないのか。

 

 

それともスポーツが目指す精神を
大切にするのか……。

 

 

あなたはどちらを選びますか?

 

 

 

 

 

 

さて今日は
「大人のまま子供になる」
というお話です。

 

 

先週のオヤジ談義では、
最近の大人ってちょっと痛い人が多いよね
という話から始まりました。

 

 

自分たちのことは棚上げしていたのは
言うまでもありません(汗)

 

 

 

日本にも個人主義が根付いてきたので
自分のことを大切にする人が増えてきました。

 

 

それはそれでいいことです。

 

 

一方で大の大人が
あまりに身勝手な行いをするのは
見苦しいですよね。

 

 

大人になっても
わがままな行動が抜けないのは、

無意識に溜め込んでいる感情が
一つの原因です。

 

 

しかし今回は感情そのものの
お話はしません。

 

 

その感情を作り出している
無意識の構造的な視点からお話しますね。

 

 

 

私たちは成長する過程で
いろんなルールを教え込まれます。

 

 

最初は親のルールの刷り込みに始まり、
学校のルール、友達同士のルール
などなどです。

 

 

他にも一見ルールには思えない
常識というルールがあります。

 

 

明文化されていないけれど、
守らないとつまはじきにされてしまう
暗黙のルール。

 

 

これらのルールは長い年月をかけて
私たちの無意識に染み込み、それが
ルールであることすらわからなくなります。

 

 

ここで感情的な問題を抱えている人は
このルールを破ることで問題を
解消しようとします。

 

 

簡単に言うと社会に抵抗して
憂さ晴らしをするんですね。

 

 

実はこれも無意識になっているので、
本人は抵抗している気はないかも知れません。

 

 

ただ自由でいたいと
思い込んでいることも多いのです。

 

 

とはいえ、
感情的な問題を抱えていない人でも、
社会のルールから抜け出したい
と思うもの。

 

 

私たちは子供の頃、
特に赤ちゃんの頃は
何のルールも知りませんでした。

 

 

だから根源的に自由だったわけです。

 

 

しかし、私たちは決して
子供に戻ることはできません。

 

 

ところがルールを知った上で
そのルールを無意識から壊すことも
できるんです。

 

 

ルールはあるけれどもルールがない状態。

 

 

ルールは知ってるけど縛られてはいない。

 

 

この状態を禅の研究者であった
鈴木大拙は「大人の赤子」と言っています。

 

 

社会の中で生きながら社会から
自由でもある生き方。

 

 

大人として分別をもちながら、
子供の純粋な気持ちも持っている。

 

 

そんな生き方をしてみたいですね。

 

 

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『最近の大人ってどうなの

 第34回大人になれないオヤジの
 シンリ探求談義』
(21分8秒)

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https://youtu.be/fxwI90sMPZ0
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追伸

 

 

ところで
F1レースで起きた事件ですが、
個人的にはとても汚いやり方だな
と感じました。

 

 

F1をビジネスという視点で見れば、
違反したチームの取った戦略は正しい。

 

 

大人のルールであれば、
シビアな世界で勝つには
それぐらい必要なのでしょう。

 

 

そういう世界の中でも、
純粋に速さを求める人たちを
応援したいと個人的には思いました。

 

 

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